1998-01-01から1年間の記事一覧
あきらめてる だめだと思ってる もう無理だって決まってる ただ30%ひかれてる 1%だけ信じてる 手を放したらいけないよ ほんの0.5%でも なくしたって それ以外失うものがなくても
いつのまにか 私が私がって自分のことばかり考えてる それは決して悪いことではないはずです けれどそんな人間を 多分あの人は好きではないので 私が私がって思ってる 自分をときどき修正してみる
やさしくしたいって ずっと思ってた気持ちのどこかに いつのまにか小さな穴があいていて ぼろぼろこぼれた隙間を つめたい空白が満たしていた あなたのことが好きです そんな言葉すら冗談みたいで まじめに思えば思うほど そう思わなくちゃいけない 理由ばか…
Open Sesami ! ぶあついドアを 蹴り破って 叫ぼう
このままじゃいけない だけどどうすればいいのかわからない ひえた空気に肌をさらして泣いてみるのもいいよ 自分じゃない自分の声をその耳で聞いて そして愛して
リボンをほどいて髪をおろして左耳に穴をあけた それでも私の素顔は制服にかくれて 私の背中をあなたの目は追わない
かなしみはどこにある? 片方の羽をもがれた蝶のみる空 やさしさはどこにある? つめたい水に身体をひたした蛙の手の中 真実は うそつきの子どもがみる夢の 朝焼けに浮かぶ 蟻よりも小さなまたたきのそばに
どうでもいい人の前でなら 優しいふりもできるのに あなたと一緒にいると いつも私は 口に住む鬼のしもべになる
泣かないなら傷ついてないと思ってる あなたの鈍感さに涙もこぼせない 自分を殺して夜の海に沈めたい
なんとなく人恋しい夜に そばにいない誰かと話したくなる 誰でもいいから恋人がほしいと話す 女の子の気持ちが少しわかる
しあわせになることが 努力した人の正当な権利ならいい 神さまを恨むのも 自分を悔やむのも もうやめたいんだ つらい目に遭わなければ 何も手にすることはできないんだって 信じる方がラクなんだよ
昨日みた夢の中で あなたとの思い出を全部売り飛ばしてみた 目を覚ましたら頭はヤケにすっきりしていたのに 左のまぶたがはれていた 顔を洗って鏡をのぞき込んで あなたのことを全部忘れようって決めた
ものならもらう きもちもいいわ だけどカラダはいらないの ひとの体温はアツイから ツメタイことばでわたしをひやして あの人のデザートにしたいから
毎日がつまらないのは 自分がつまらない人間であるせいで ほかの誰かのせいではありません 身の回りの全ての喧噪を 遠く感じるのは自分のせいです 世の中からはぐれているのは 世界ではなく私です それら全ての現実を 他人のせいにしたいのは 私が馬鹿な人間…
あきれるくらい昔になくしてしまった そう思いこんでいたものが 本当は手を伸ばせば届くところにあるのだと教えてもらった 雨のあがった夕方 せわしい蝉の声 次第にかげになってゆく木立 後ろ髪を引かれながら家路をたどる子供たち うすい水色に藍をとかした…
世界のどこか くつおとより少し低いところに 時折小さなくぼみがあって そこに秘密がおちている ガムみたいにカカトにへばりつく その秘密をふりはらいたくて 君は足をふりあげる それこそやつの思うつぼさ 世界のどこか くつおとより少し低いところに 時折…
六人がけのテーブルの席がふたつだけ空いてる そのひとつを埋めるはずだった人のことを思う その人のしぐさを 横顔を 背中を 声を 私ははっきり思い出すことができるのに その人が空いた席に座ることはないのだ さみしいわけじゃない さみしいわけじゃない …
窓の外から夏の音がする どうしてだろう 寝転がって耳をすます それだけで夏の音ってわかる 体温より少し低い温度に触発された 世界の心音があがってる
ふざけたポーズでスカートをぬぐ 彼女の名前より軽くあつかわれてる LOVE & PEACE 真剣な顔で口にするような言葉じゃないって ひねた目線で笑える日々が続く 途切れる電話で今も必死に誰かを呼んでる 彼のための LOVE & PEACE
小文字で書いたrとkをなぞってみる 音にしないで頭の中でくり返す名前 やわらかいイニシャルと似たかたちの あなたの背中のりんかくに 恋をした
梅雨の隙間 よく晴れた暑い日 暗い室内の 固い椅子に座って アイスココアを飲みながら 夏休みの話をする 軽くてやさしい言葉たちが 氷と同じつめたさで わたしたちの喉を冷やす
あまやかしてほしい お前は悪くないって言ってほしい そんな気持ち 馬鹿にするのは簡単だけど できれば笑っていたいんだ 今までより少し幸せでいたいんだ だから優しくしてください 私がずっとほしかった きれいな言葉を聞かせてください
だれかの正義に今日もふりまわされて 聞きたくない言葉を 無理やり聞かされたりしてる 私の正義は今日もあやふやなままで 言いたくない言葉を 無理に言ったりしてる 大好きな人ともうまく話せない ブルーな気持ちを 身体の中の痛みのせいにしてる
あいしてるって神様に言いたかった ありがとうって言いたい人はたくさんいた 私はみんなのことが好きだった だけどそんなの全然足りてないよって あいまいな好きは全部ゼロにされてしまって あいしてるって言葉は雨にぬれた紙屑みたいに アスファルトにたた…
なみだがでるんだ あいしてるって君にちゃんと言えなくて なみだがでるんだ あいしてるって君の声が遠すぎて 僕らこうして夜の底で やわらかいものにしがみつくみたいに どこか必死に 半分は惰性で お互いの手にさわっているけど 明日の朝になれば当たり前の…
くだらないやつだって 誰も彼もにつばを吐いて 見える何もかもに毒を投げて 生きてゆけないのはどうしてだろう あたしはあたしを きみを 許してるんだろうか こんな世界を
あいしてるって口に出すのはムダなことかな? 君の顔を赤くする それだけで僕は満足だけど
100%の自由 60%の幸福 30%の束縛 5%の虚無を埋める ことば
言いたくない言葉 聞きたくない言葉 二束三文で売り払って 旅に出るのはどうだろう?
水にさしたままのばらから花びらがこぼれて 天然のポプリができるくらい カラカラにかわいた部屋の中で 私もいつかひからびて あまくてつよい花の香りで あの人を呼ぼう