1996-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 好き

声が好き 顔が好き それは本当の好きとは呼べないのかな 身体の中ひりひり熱くなってる ヤケドみたいな痛みを感じてる そんなのは ほんとの「好き」とは言わないのかな

 my only GOD

神様が好きなあの子のことはみんな好き だけど私はあの子じゃない 神様の目からこぼれた私は ちょっとした ほんとにちょっとした苦労をしながら 私だけの神様をさがす

 七夕

手に入れたいものがあったんです 七夕の夜から それを忘れてしまったんです 不安でたまらない さびしくてたまらないんです これを自由と呼ぶのはやめてください どうか、どうか

 夏の頂点

夏の頂点てどこにあるんだろう たとえば八月の昼間 かげろうのたつアスファルトを踏みしめ歩いてるとき 星の落ちる深い夜 花火大会のポスター 真昼の嵐 限界を知らないあの勢いが不意にしぼむ その寸前に たかくたかくとんだ夏のしっぽをつかまえてみたいんだ…

 真夜中の電話 君へ

会いたい人がいたなと思ったんだ 真夜中 誰が見てるのかわからない洋楽番組を見てたとき 電話をかけてみようかな そう思ってから 深夜二時っていう時刻に気づいて かけるのをやめた そのときにはそれが誰だったか 思い出せなくなってたんだけど あれは君だっ…

 ひとり

夢の中でだきしめてくれた身体があつかった ふれる手のひらが 押しあてられる鼓動があつかった だから目が覚めて たったひとりつめたいベッドにいても ひとりじゃないってわかった 間近で笑った君の顔がとてもきれいだったから 僕はひとりじゃないってわかっ…