君は人として正しくない だけど君は 君として正しい

泣きたいよ ちっとも不幸じゃないけれど 耐えられない 朝がくること ずっと味方だった夜もさっき 死んでしまった

信じてるものと にくんでるものが 一緒になってわたしを責める 正しい１日がはじまるのがこわくて 必死でふとんに閉じこもった たくさんの夜 気が狂うくらい真剣に 朝がこないことを祈ってた あれからほんの数年 わたしはもう 朝がくるのがこわくない 夜の中…

冬に生まれた人の背中には 水色の羽が はえる 春に生まれた人の踵には 桃色の花が ひらく 秋に生まれた人の手首には 透明な風が あそぶ 夏に生まれた人の額には 赤い星が やどる

胸に落ちたルビーのかけら ダイヤモンドになりたいって泣く なぐさめるムーンストーン やさしいひかり 君のきもちが恋じゃなくても ぼくを好きにすればいいと笑う

戦えば？ 青流が言った。 何それ。 思わず小さく吹き出したら、 青流はまるで職人のような顔で 自分の前に置かれたコーヒーカップのふち辺りをじっと見た。 愛があるなら。 そう、ぽつりと付け足された言葉に 何それ、と今度は笑えなかった。 （愛なんか、あ…

フラれて うちのめされて 女の子はつよくなる ムチャをして きずついて その分ひかるように やさしくなる