2001-02-09 プログラム 詩 後悔するよって君が言った そうかもねって僕は答えた 正直に言うよ あのとき僕の胸に君はひとりもいなかった 君が必死で修正するプログラム 壊しても壊しても復活するプログラム それこそが僕の捨てたいものだった 君のプログラムに永遠にとけこめない 自分を恥じて生きてゆくのはイヤだったんだ 君を全部捨てた僕の胸はカラッポになって 息を吸うとただ冬のつめたい空気が満ちた 世界と僕は調和して 僕はうまれてはじめて 生きるってこんなことだと思ったんだ