後悔はどこからやってくるんだろうって
君が訊くから
西の丘をこえて少し歩いたところにある
荒れはてた小屋に吹く
透明な風の名前を教えてあげた
絶望はどこに沈んでるんだろうって
君が訊くから
北の森を深く入り込んだところにある
小さな苔色の沼に住む
片目の魚の目玉を見せてあげた
南から来た君はなつかしそうに
東の空に太陽がのぼるのを見てる
大好きな君のとなりに座って
動かないその横顔を見た
あの時から
すべてがつめたく凍りついた白い世界にうまれた
僕も君とよく似た瞳の旅人になって
未来と希望が姿をみせる場所について
君に訊いた