1999-12-10 赤いばら 詩 恋人にプレゼントする百本のばら 赤と白の割合はさて何本ずつ? 赤百本。 そう訊かれて間髪いれずに短く答えた 私を見て友達は含むみたいな笑みを浮かべた 白いばらは、あまえたい人 赤いばらは、つくしたい人 なるほどねと笑って言われた 私は強引に話を逸らした いつかあらわれる私の恋人 願わくばその人がつめたい横顔をみせてばかりいないで たまには私の赤いばらを受け取ってくれますように 一度に百本受け取ってなんて無理は 言わないように努力するから