1999-08-08 紙ひこうき 詩 ねえ、僕は精一杯やったよ だから後悔なんてひとつもしてない ただ明け方の線路に捨ててしまった 紙ひこうきの行方だけが気がかりなんだ だって空をとぶかたちにつくられた あの白い紙ひこうきはきっと空をとびたかっただろう どこまでも続くあの青い空を たとえただまっすぐに 落ちてゆくだけだったとしても