1995-04-23 夏、知らない街で 詩 独り言 ぽつりとつぶやいた 猫のあくび 青い空 みあげてため息をついた 犬の遠吠え 白い雲 ちぎれて南へ行った トカゲのしっぽ 夏のまんなかで 行くあてもなく座り込んだ アスファルトの道端 やあ と あいさつしたみたら 電柱の向こう 静かな声で せみが鳴いた