君がかなしいのは 泣けて仕方ないのは 冬のせいだよ 空気がまっしろにつめたく乾いているせいだ きらきらとまたたく電飾が君の瞳を刺すからだ 君がくるしいのは 痛くてたまらないのは 僕のせいだよ 長いコートの裾を乱暴に蹴り飛ばして かじかむ指先をなじっ…
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