1997-06-16から1日間の記事一覧
かわいいねって 言ってほしいことがある さみしい昼間 わたしに向けられてる 視線のひとつ 言葉のひとつ 音にして聞いてみたくなる 自分の汗の匂いが 死ぬほどいやな 夏の午後
おふろあがり むきだしのあかい胸が どくどくと鼓動をうつ おもたいだけの物体が すこしいとしく思える瞬間
今までついたうその重みに つぶされて窒息してしまえばいい 愛してるなんて似合わない言葉 誰にも真面目に言ったりする前に
綿ひゃくパーセントのコットンを かみばこから おかしの空きカンに移しかえる そんなふうに もろくてやわらかいなにもかもを かたいカラで守れたらいい あたしのからだを あなたのこころを