2006-04-28 ライライ 詩 生きにくさは死に近いと思ってた この生きにくさが極まったとき わたしは死ぬんだと思ってた あなたに出会って そうじゃないと知って かみなりにうたれたような 衝撃が走った 生きにくさの果てに死なんかなかった それとこれとはまったく違うものだった 日々からだを蝕むあれこれは むしろ生とイコールだった いつか あなたやわたしが ぱったりと 本を閉じるようにいなくなっても それは 生きにくさが極まったからじゃない ただかみなりにうたれただけ かなしむなんて ばかげてる