2004-09-24 骨 詩 さいごまで残ったものは たいていしぶとくて くっついて離れない 不都合なんだと 言いきかせても無駄で がんとして 取り替えられるのを拒む いくつもの骨 はじめから 組み方もまちがえていた ぎしぎしとゆがんでは 隙間に風を通す ちぎれた神経は役に立たない ひらりひらりと揺れて ただ風が通る ああ きれいな音だね