2003-11-04 ミーハー 詩 置き去りにされたのは 思い出ではなくあなただから 胸が痛むのは気のせいでしょう 色あせていくのはあなたではなく ふやけていくのはあなたではなく 止まっているのはあなたではない 過ぎた季節を歌ってもいいのよ あなたは変わらずそこにいる ゆがんだ白いフレームの中 笑顔をくもらす理由はないのに なみだを浮かべてみせるから 明るい西日が差す部屋で 泣かずにすむようにしてあげた じわりふるえて ぱちぱちおどりながら あなたは黒くかわいてく 閉じ込めた世界はこわれて 最後のリフレインが消える