2001-11-17 sola 詩 ひき算だらけの人生で たし算をおぼえるよりはやく かけ算やわり算をおぼえた そんとかトクとかじゃなく ふえていくばかりでも へっていくばかりでもないものがあるって 知ったのはきのう おちていくひこうきの その先にも空があるって言った きみのゆびさきも声も すこしふるえてた ちいさな足を 不自由そうにうごかして はしりだす おちてくずれる瞬間までは なにもおわらない 言い切って笑った その自在さに かけて生きるって決めた