2001-07-05 ダイハード 詩 ほんとうは 叩いても壊れないような 潰されても死なないような つよいつよいものになりたかった わたしがこんなに弱くなければ 手を出せるひともことももっとたくさんあるのに そう思って悔しかった 守られるのも かばわれるのも 愛されるのも 囲われるのも うんざりだった だけどそれは 生まれてきたくなかったということじゃない あなたが嫌いということじゃない だから泣かないで かわいいひと わたしは あなたを抱きしめてがけから落ちても 傷ひとつ負わないような つよいつよいものになりたかった