ピジョンズブラッド

おいかける立場の人間になんてなりたくないってずっと思ってた
強いその思いはやがて神様の知るところになって
つめたい風の吹くある朝わたしの願いは突然かなった



うまれかわったわたしは
誰のことも好きになれない呪いをかかえて
夏も冬も歩き続ける



その目は赤いルビー。鳩の血の色だ。と誰かが言った



いいえこれはあの日死んだ私の血の色
永遠に解けない呪いのしるしなのです