1999-09-05 S・Sさんのこと 詩 裏切られても人は忘れることができると友達が言う 目を閉じて彼女のことを思いだしてみる あの人は私を裏切ったんだろうか? あの日ついた傷はもう癒えているのだろうか? 胸の奥でしんと白い花が咲く 彼女のことがとても好きだったとセーラー服の私が言う 涙もみせずにくちびるをかんだ あの日の小さな私のために 私は笑ってまた言うのだ あの人にはもう二度と会いたくないと 彼女のことをまだ今もとても憎んでいると